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 参院選に立候補されると聞いた時は、まだ30代とあって意外でもあり、びっくりしましたが、地味な仕事にも取り組む熱いハートと高い能力を持った大河原さんなら、国政の不合理を暴いてくれると期待して、サポーターの一員になりました。

 私は、生活保護基準の引き下げに反対する訴訟や原発関係の訴訟を通じ、官僚の作る行政文書の矛盾や不合理性を見抜く力の必要性を感じています。大河原さんは、行政文書や専門的な資料を読み解く能力に優れている人で、議員になれば、政府与党の言い逃れやごまかしを許さず、追及してくれるはずです。

 大河原さんと弁護団で一緒に仕事をしたのは、リーマンショックの影響で雇い止めされた派遣労働者の訴訟と大飯原発差止京都訴訟(12年11月29日~)。この中で、実務処理能力が高いと感じた例を一つ挙げれば、脱原発訴訟でのプレゼンテーション(説明)用の資料の作成です。

 原発の根本的な危険性や、チェルノブイリ事故での放射能被害の実態を立証する陳述で、100㌻もある書面をパワーポイントで説明する際、「文章だけでは分かり辛い」という私の指摘を受けて、写真や地図、数値資料などを取り入れ仕上げてみえました。

 私は常々、難しい内容を分かりやすく伝えることを心掛けているのですが、専門性の高い内容を短時間で読み解き、〝ヒョイヒョイ〟と処理をして、噛み砕いて説明できる大河原さんの能力には感銘を受けました。

 一父親としては、子どもの頃から経済格差が広がっていることに心が痛みます。格差を乗り越えるには制度的保障が必要です。社会保障分野の充実に力を注ぐ政治を願い、大河原さんを参院に送りたいと思います。

(写真=大飯原発差止京都訴訟提訴へ京都地裁に入る大河原さん〔右〕)
(「週刊しんぶん京都民報」4月24日付より)