だから、日本共産党(2)元海上自衛隊3等海尉・川村純雄さん
■安保法制廃止の一票
予備自衛官も含めて海上自衛隊に40年以上いました。安保法で、隊員のリスクが増します。「リスクは増えない」と言う安倍首相は人の命を何だと思っているんでしょうか。安保法は絶対反対です。
自衛官として海外にも行きました。インフラ整備など人道支援では、現地住民に喜ばれましたが、もし安保法で戦闘に参加すれば憎しみの対象となるでしょう。
海外に自衛隊の活動範囲が拡大すれば、より多くの人員が必要になります。砲弾が飛び交う環境で過ごしたことがありますが、精神に相当な負担がかかります。除隊者も増えるでしょう。人員不足解消のために徴兵制につながる可能性も十分あります。安保法廃止を訴える共産党への1票が、子や孫の命を守ることにつながります。
自衛隊の活動範囲拡大で防衛予算も数千億円増えるでしょう。たとえばオスプレイは1機約112億円です。こうした予算を削れば、社会保障や子育てなど国民のための施策がもっとできるはです。