安倍政権NO！野党共闘YES！！（９）京都女子大学教授・中田兼介さん

■野党共闘に尽力する共産党への見方が変わった
　今度の参院選で、自民・公明などの改憲勢力が国会で3分の2以上の議席を占める事態は避けなければなりません。
クモの生態研究を専門にしている僕にとって、政治とはよその世界の話でした。しかし、第１次安倍内閣の教育基本法「改正」、第２次安倍内閣の秘密保護法、集団的自衛権行使容認の閣議決定とおかしな事が次々起こりました。異論が排除され、理性的な対話ができなくなっていくことに、危機感を感じないわけにはいきませんでした。このままでは自由と平和が失われるのではないか。そこへ昨年の安保法制強行です。これはまずい、と私たちの大学でも安保法制に反対する有志の会ができ、集会を開いてきました。

　自民党の改憲草案を見ると、自由や基本的人権を制約し、個人の尊厳や平等より家族を優先させるなど、戦前社会への逆戻りです。そうならないよう野党共闘には勝利してほしい。その点、共産党が候補者をおろし、共闘実現に尽力したのはすばらしいと思っています。自党の利益を後回しにしても正しい事をしようとする政党が他にあるでしょうか？共産党への見方が変わりました。先日の四条烏丸での志位委員長の街頭演説会にも、そのような思いで参加しました。

　自由と立憲主義を守るため、野党共闘を貫くことが大切です。共産党は大事です。奮闘を期待します。