音楽で世界とつながる 山下純一さんらブラインドミュージシャン共演
ブラインドミュージシャン(目の見えない奏者)3人によるライブイベント「世界は音楽でリンクする」が22日、京都市中京区のModern Timesで開かれました。会場いっぱいの聴衆と文字通り“リンク”し、音楽を通したバリアフリーな一夜となりました。
ライブは、全盲で車いすのミュージシャン、山下純一さん(41)=京都市=がプロデュース。同じ視覚障害を持つ、舞鶴市出身の福本淳さん(ボーカル・ピアノ)、片岡亮太さん(和太鼓・パーカッション)とともに初のセッションです。
ゲストの片岡、福本両氏が、それぞれオリジナル曲やカバー曲を演奏した後、3人で「海の声」(BEGIN・作曲、桐谷健太・歌)を披露。その後、演奏サポートメンバーが加わってステージを盛り上げました。
山下さんが進行役を務めた3人のトークでは、熱湯をどうやってカップに注ぐのか、電車に乗車したら席に座るか座らないかなど日常生活の中での互いの疑問やコンクールでもらった賞品はどう活用してる? といった話題から、バリアフリーの課題、3人3様の個性が垣間見られました。