「大山崎の未来を考える会(準備会)」は8日、大山崎町立第二小学校(二山)のプールと学童保育「でっかいクラブ」移設の是非を問う住民投票を求める直接請求署名運動をスタートしました。

■7日にスタート集会、22日の提出目指す

 移設計画をめぐっては、これまでにPTAや学童保護者会が白紙撤回を要求。同会は今年の町議会3月定例会に、町と保護者との協議の場などを要求した約1万1500人分の請願署名を提出しましたが、共産党と無会派以外の反対で不採択になりました。町は8月に小学校の教室に学童施設を移す工事を行い、12月に施設を解体する予定です。プールは11月に着工し、来年6月の完成を見込んでいます。跡地には2019年4月開園を見込んで民間保育所を誘致する予定です。

 同会は7日、円明寺自治会館でスタート集会を行い、80人が参加しました。集会では、参加者から、「直接請求が成立しても、議会で否決されるのではないか」との質問が出されたのに対して、同会事務局が、請願署名集約時にはプールと学童の跡地に民間保育所が誘致されることが明らかになっていなかったことを説明し、「町長の実績づくりのために、子どもたちが犠牲にされることを訴えれば、二山以外の住民にも世論を広げることができ、議会の対応も変わるのではないか」と話しました。

 同会は直接請求に必要な、有権者の50分の1(261人分)以上の署名を集め、22日に提出する予定です。

(写真=7日に行われたスタート集会

(「週刊京都民報」5月14日付より)