「共謀罪」衆院委強行採決に抗議 市民と野党の共同の力で必ず廃案に 北区で緊急宣伝
国民の内心を処罰する「共謀罪」法案が19日、自民・公明・維新によって衆院法務委員会で強行採決されたことに抗議して同日夕、京都市北区の白梅町で宣伝行動が行われました。
■「無言宣伝」井上吉郎さん呼びかけ
13年から当地、京福電車(嵐電)の「白梅町」駅前で、月曜の朝に「無言宣伝」を続ける井上吉郎さん(WEBマガジン・福祉広場編集長)が緊急に呼びかけたもので、「衣笠・金閣9条の会」や地域住民らが参加。順にマイクを握って、怒りの声をあげ、「共謀罪」法案廃止へ一人ひとりが声を上げようと呼びかけました。
日本共産党の浜田良之府議は、同法案が、内心や思想信条の自由を奪う憲法違反の悪法だと指摘。戦争法や原発再稼働に反対する運動など、安倍内閣の政策に反対する団体を取り締まろうとする法案の狙いと、憲法改悪の動向にふれて、「市民と野党の共同の力で、『共謀罪』法案廃案、安倍政権の暴走にストップをかけよう」と訴えました。
同「9条の会」の藤本忠正さんは、「法案が一般市民には関係ないというのはうそだ」と強調。年金の削減は不当だとか、保育所に入れてほしいと声をあげることを抑える仕組みを作るのが狙いだと指摘し、「私には関係ない、ではなく、一緒に声をあげよう」と呼びかけました。
ビラを受け取って話を聞いたり、署名に応じる若い人の姿もありました。