福知山の陸上自衛隊・射撃場で5月24日、京丹後市の米軍基地に所属する米軍人・軍属が射撃訓練を行いました。福知山平和委員会のメンバーが駆けつけ、「米軍の実弾訓練を中止せよ」と抗議の声を上げました。

 訓練は、米軍の要請を受け、日本政府が射撃場を実質的に米軍基地化する「日米共同利用」施設に指定。昨年11月から訓練が強行されています。

 同平和委員会によると、同日の午前9時ごろから午後3時にかけて、射撃訓練を実施。射撃場の周辺一帯には、断続的に銃声が響きました。終了後に、弾薬運搬車やマイクロバスなどの車列が基地から出てくると、同委員会のメンバーは横断幕を掲げ射撃訓練中止を訴えました。

 同委員会の水谷徳夫会長は、「今回で3度目の訓練であり、この場所が、米軍の使いたいときに使える『米軍基地』という現実を感じるえ。今後さらに、使用頻度が高まれば、事件・事故などの不安はぬぐえない」と話しています。

 日本共産党の山内健中丹地区委員長(衆院京都5区予定候補)も現場に駆けつけました。