京都民報「漢字パズル」出題者の佐藤一男さん(91)が講師を務める「亀岡・漢字塾」の第15期講座が7月7日から、亀岡市の「ガレリアかめおか」で始まります。事務局では参加者を募集しています。

■今期のテーマ「竹取物語を原文で読む」

 講師の佐藤さんは言語教育研究者で、兵庫県尼崎市でも25年間にわたり漢字講座の講師を務めました。亀岡での講座は、2010年に始まり、8年目を迎えています。

 講座では、漢字の成り立ちや意味とともに、民族史や歴史上の人物とのかかわりなど幅広い話題を軽妙な語り口で解説。口コミで評判が広がり100人を超える受講者が参加しています。
 
 今期のテーマは「竹取物語を原文で読む」です。佐藤さんは、「竹取物語は源氏物語よりも文学精神が高い。また、権力者におもねる官僚機構のいやらしさが描かれており、現在の政治とも相通じるものがある」と語ります。
 記念企画として7日の第1回講座では同市在住の坂口園琴恵さんによる、奏者が全国的にも数少ない竹琴(二弦琴)の演奏会が行われます。

 会場は、ガレリアかめおか響ホール。12月まで全10講座で、各回午後1時半から3時。受講料1講座200円。問い合わせ☎0771・22・2585(事務局・原田)。