19日に京都市下京区で行われた「市民と野党の共同大街宣」での、「市民連合」呼びかけ人・広渡清吾東京大学名誉教授の訴え(大要)を紹介します。

 市民連合は2015年12月に安保関連法案(戦争法)に反対してたたかった、30近い市民団体のネットワークを土台に結成された市民団体です。

 今回の選挙は、私たち市民と一緒に憲法9条を守り、安保法制を廃止する立場に立ってたたかっている日本共産党、立憲民主党、社会民主党と自民・公明+希望の党の2陣営のたたかいです。

 この中で、一貫して市民と連帯して安倍政権を打倒するたたかいの先頭に立ってきたのが日本共産党です。市民と立憲野党の共同路線を、ぶれず、揺るがず、たじろがずに貫き、我々と一緒にたたかっているのが日本共産党です。

 安倍首相は、今回の解散を「国難突破解散」と勝手に名付け、「国難は北朝鮮問題であり、自民党はこの国を守り抜く」と言い立てています。軍事的脅威を国民に言い立てて、その国への敵意や反感をあおることは民主主義の下で政治家が決してやってはいけないことです。これは国を戦争に導くことにつながります。

 自民党は今回の選挙公約で、憲法9条に自衛隊を明記するとうたいました。安保法制の下で、集団的自衛権を行使することができ、世界のどこででも米軍と一緒に共同して軍事行動ができる、その自衛隊を憲法上の存在にすることになれば、日本はまさに「戦争する国」になってしまいます。そして、今年中に9条を含む憲法改正案をまとめると言っています。

 安倍政治をこれ以上続けさせるわけにはいきません。今一番大切なことは、憲法9条の立場に立って北朝鮮問題の解決の道を探し、東アジアにおける平和と安全保障の道を探る政権をつくる以外にありません。

 市民と立憲野党の共同の中で、新しい政治を作るためには、この先頭に立つ日本共産党が大きな躍進を遂げることがとても重要です。京都1区から、たたかいの先頭に立っているこくた恵二さんをどうしても国会に送り出す必要があります。

 皆さんの一票で安倍政治を打倒して下さい。皆さんの一票で日本の政治を変えて下さい。皆さんの一票で日本共産党を躍進させ、こくた恵二さんを国会に送り出してください。安倍政治にさよならを言いましょう。