日本共産党伏見地区委員会は10日、知事選と同日の4月8日投票で行われる府議補選伏見選挙区(欠員1)に、同党伏見青年学生対策委員長の西山のぶひで(頌秀)氏(31)を擁立すると発表。同日、府庁内で記者会見を行いました。

 西山氏は、補選が上原裕見子府議の死去(17年3月)に伴い行われるものであることから、「上原さんの議席を守り抜きたい」と決意を表明。

 学生時代に高すぎる学費の引き下げや奨学金問題の運動に取り組む中で、アルバイトで学費をまかなう学生や経済的理由で学費が払えず中退した学生などの実態、ブラック企業への就職の不安など様々な実態に触れてきたとして、「若い人の声を政治に反映させていきたい」と語りました。

 同時に3人の子育て中であることから、京都市の子どもの医療費無料化(3歳未満)が不十分であるとし、背景にある府の制度(3歳未満まで)の拡充に取り組む決意を語りました。また、府独自の医療制度「マル老」の廃止など「現府政による福祉切り捨て」を転換すると語りました。

 最後に、選挙戦では安倍首相による9条改憲が問われるとして、「改憲ではなく、自分たちの生活を何とかしてほしいというのが市民の声」だと指摘。「伏見から、“安倍政権による改憲ノー”を訴えていきたい」と語りました。