女性にとっての前進はすべての人にとっての前進 国際女性デーでパレード、“#MeToo”運動に連帯
DV、セクハラ許さない!ジェンダー、平等世界の流れ、世界の女性を手をつなごう―「3・8女性デー@京都実行委員会」が呼びかけたパレードが8日、京都市役所前から四条河原町まで行われ、雨の中、40人の女性らがコールに合わせて「Me Too」と唱和しました。
市役所前では同実行委員会の澤田季江さんが国際女性デーに向けて国連事務総長が発した「女性にとっての前進は、すべての人にとっての前進」とのメッセージを読み上げました。
行進後、主催者を代表して久米弘子弁護士があいさつ。アムネスティ・インターナショナル関西連絡会の山下明子代表とインターネット情報で見て参加した在日本朝鮮留学生同盟京都地方本部の辛智陽さんがスピーチしました。
山下さんは、アムネスティ・インターナショナル日本が8日、安倍総理に対して「慰安婦」女性への誠実な対応を求める書簡を送ったことを紹介。「韓国で初めて被害者が実名で名乗り出て、日本政府に対する裁判を起こして26年。歴代の政権の中で『慰安婦』に対して、安倍政権が一番ひどい対応です。戦争犯罪を葬ろうとする相も変わらぬ姿勢が、被害者の屈辱と苦悩を長引かせ、尊厳回復の妨げとなっている」と批判しました。辛さんは、朝鮮学校生徒への高校無償化適用を求めて運動していることや在日の高齢者の聞き取りを通じて、抑圧されてきた歴史や慰安婦問題を学んだことを述べ「戦争という中で女性の尊厳が踏みにじられた。ハルモニたちの悲しい思いを伝えるため、声をあげ続けたい」と訴えました。