福島第１原発事故を受けて、脱原発の声を広げてきました。

　大飯・高浜の両原発から30㌔圏内の要避難者は、福井県民７万人弱、京都府民約13万人で、京都府民が福井県民の約２倍の規模です。避難困難な京都北部にとって、原発再稼働は重要問題なのに、京都府知事は高浜・大飯の再稼働に反対してきませんでした。

　「会」をはじめ、私たち市民が原発の安全性について府の見解を求めても、返事は関電に問い合わせをして、その答えを読み上げるだけということさえありました。

　原発から60㌔圏内には府庁、京都市役所などの行政の中心が含まれ、京大付属病院や第一日赤などの医療機関、多くの大学や裁判所も入っています。これらが汚染されれば、行政はまひし、ブランドである京野菜も汚染され、京都の観光や農は立ち行かなくなります。

　自治体の最大の責務は、住民の命と暮らしを守ることです。原発再稼働反対を明確にする福山さんこそ、知事にふさわしい人だと思います。（南丹市）

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