亀岡市のママや市民有志らでつくる「亀岡の中学校給食の実現を目指す会」が10月23日に結成され、全員制の中学校給食実現に向け、同市議会12月定例会に提出する請願署名に取り組んでいます。10月31日には同市内のスーパー前で初の街頭宣伝を実施しました。

■来春導入方針「デリバリー弁当」は給食ではない

 府内で全員制の中学校給食を未実施または実施方針を持っていないのは、同市と京都市(選択制のデリバリー弁当)のみです。亀岡市教育委員会は10月30日に、選択制のデリバリー弁当を来春から全中学校で導入する方針を表明しています。

 街頭宣伝では、「全員制、安全、あたたかい給食の実現を」「デリバリー弁当は給食ではない、就学援助の対象にならない」などとアピール。

 府内の中学校給食の実施状況を示すパネルを使い、署名を呼びかけると「えっ亀岡ってそんなに遅れた状態なんですか」と驚いた市民らが署名に応じました。

 同市内の大学に通う男性は、「もっと人口の少ない地元でも給食があったのに、亀岡にないなんてびっくり。早くやればいいと思う」と署名しました。

 この日の宣伝では117人分が集まりました。また、4日にショッピングセンター前で行った街頭署名では372人分が集まり、現在、合計で1103人分に達しています。

(「週刊京都民報」11月11日付より)