安倍首相が、現行の憲法第9条の1項、2項の規定を残したうえで、自衛隊の存在を憲法に明記する改憲案を主張し、「自衛隊の任務や権限に変更は生じない」とする強弁に対抗しようと、新婦人京都府本部(森下総子会長)は、クイズDE紙芝居「自衛隊 憲法に入れるだけなら1ミリも変わらないってホント??」を作製しました。

 約380セットを全班に届け、改憲反対の運動を広げようと活用を始めています。

 紙芝居は全部で5枚、イラストも会員が手掛けたオリジナル。自衛隊が国民に支持される理由を○×で選択、「自衛隊」を明記しても変わらないかの問いを4択から選ぶ、2つのクイズを交え、「自衛隊」の明記で、現在の自衛隊の姿が根本的に変質することを紹介します。朝鮮半島での対話による新しい平和の流れにも触れ、安倍9条改憲ストップ、「3000万人署名」を広げて安倍政権を退陣に追い込もうと呼びかけます。

 京都市の中京支部は10月30日、届いたばかりの紙芝居を支部役員らで上演。「戦争しないという日本国憲法の理念は国際的に広がっている。安倍首相は追い詰められている」、「災害救助のイメージで自衛隊を支持する人に、憲法への“自衛隊”明記の怖さを丁寧に伝えないと」、「プラスターとして手に持って、街頭でも宣伝に使えそう」などと、話が弾んでいました。

(「週刊京都民報」11月11日付)