初登庁式で町職員や駆け付けた住民らを前に挨拶する前川・新町長(5日・大山崎町役場)

 10月の大山崎町長選で初当選した前川光氏が5日、同町役場に初登庁し、15代目の町長に就任。住民や職員を前に、「住民参加のまちづくりをすすめる」と決意を述べました。

 自民・公明・立憲・国民が推薦した前町長が、民営化に伴い2019年度から募集を停止するとしていた町立第二保育所について、前川町長は、「公立保育所3園の堅持は公約の1つ。従来通り来年度の入所を募集する」と述べると、集まった住民から大きな拍手が起こりました。

 また、9月の台風21号による被害で、全面通行禁止になっている天王山ハイキングコースについても、住民、保育園児の散歩が再開できるよう、「早急に整備する」と宣言しました。

 第二保育所の廃園計画の白紙、19年度以降の新規募集停止撤回を求めて運動してきた保護者の一人、佐野茜さん(35)は、「新規募集の表明を正式に聞けて、うれしい。家に張り出した『第2保育所を残したい。』のポスターをやっとはがすことができます」と喜んでいました。

 町は同日、「広報おおやまざき 2018年12月臨時号」を発行し、保育所入所募集を周知しました。