統一地方選・参院選勝利で“安倍政治にサヨナラを” 日本共産党大演説会に2800人 小池晃書記局長訴え
統一地方選の前半戦告示(3月29日)まで約2カ月となるもと、統一地方選と7月4日公示の参院選での日本共産党の躍進・勝利にむけて、日本共産党京都府委員会は2月1日、小池晃書記局長を迎えた「大演説会」を京都市左京区内で開きました。小池氏が地方選での勝利と倉林明子参院議員(京都選挙区予定候補)の再選、井上哲士参院議員(比例代表予定候補)をはじめ比例での7人全員当選で「安倍政治にさよならしよう」と訴えると、会場一杯の2800人の参加者から、大きな声援と激励の拍手がわき起こりました。
開会にあたり、京都精華大学講師で思春期アドバイザーのあかたちかこさん、岡野八代・同志社大学教授、フリージャーナリストの守田敏也さんが連帯のあいさつ。「共産党最高。一緒に頑張ろう」(あかたさん)、「集会に参加させて頂き感謝です。誰もが大切にされる社会を目指して、頑張りましょう」(岡野さん)、「昨年の連続した災害への対応・対策で、共産党の府議団、京都市議団は、すばらしい活動をした」「選挙の応援という域を超えて、自分の選挙としてたたかっていきたい」(守田さん)と共産党へエールを送りました。
倉林、井上両氏が必勝への決意を述べ、「市民と野党が共闘すれば、安倍政権は必ず、退陣に追い込める。統一地方選、参院選での共産党の躍進とともに、2人そろって再び国会へ送り出してほしい」と訴えました。
京都の政治動かす力は「市民+共産党」
同党京都府委員会の渡辺和俊委員長が参院選、統一地方選に勝利に向けて訴え。「野党は国でも地方でも共闘に力を尽くせが、市民の声。京都の政治を動かす力は『市民+共産党』だ」と強調し、「日本共産党が伸びてこそ、京都での『オール与党』政治を乗り越え、安倍政権を倒すことができる。みなさんのお力添えをお願いしたい」と呼びかけました。
同党の京都市議団、府議団を代表して、加藤あい市議とかみね史朗議員がそれぞれ決意を述べました。統一地方選での党公認候補と同党が支持する無所属の白坂ゆうこ候補(市議選・東山区)が勢ぞろいし、同党の穀田恵二衆院議員(国会対策委員長)、小池氏とともにそろい踏みをすると、参加者は拍手と声援で応えました。
国会での共闘を“本気の共闘”に/自民・公明と正面対決、共産党伸ばして
参院本会議での代表質問を終えて、京都に駆け付けた小池氏は冒頭、毎月勤労統計調査の偽装問題に言及。組織的な改ざん・隠ぺいの疑いとともに、安倍首相が偽装された賃金データをもとに「史上最高の賃上げが実現した」と主張してきたことは許されないと指摘しました。また、沖縄県名護市辺野古での土砂投入で、安倍首相が「あそこのサンゴは移している」との発言したことについてもふれ、「安倍政治は何から何までウソと隠ぺい。今こそ、市民とウソのない当たり前の政治をにしよう」と呼びかけました。
消費税10%増税、改憲、原発など国政の根本問題で、安倍政治が国民の願いに反しているだけなく、矛盾と破綻が浮き彫りになっていると強調。その上で、「どうしたら安倍政権を倒せるのか。それは野党にかかっている」と述べ、「国会での共闘を選挙での“本気の共闘”につなげる。そのためにも共産党が躍進することが必要だ。共産党の風を隅々にまで吹かせよう」と呼びかけました。
京都府政、京都市政について、古い「オール与党」体制の現状を告発し、北陸新幹線延伸などの大型開発を進める一方、府民・市民の暮らしの要求が切り捨てられてきたことを紹介。その一方、共産党が市民の暮らしを守るために果たしてきた役割や実績を挙げ、「要求実現に全力をあげているのが共産党だ。地方でも国政でも、自民公明と正面から対決する共産党を躍進させてほしい」と述べました。
併せて、参院議員としての井上、倉林両氏の役割、実績を紹介。井上氏は「平和外交のエキスパート」、倉林氏は「弱いものいじめは許さない、ガチンコの論戦をしてきた」と述べ、比例代表選挙での躍進とともに、「京都、日本にとっても宝の議席。倉林氏を再び国会へ送ってほしい」と訴えました。その上で、「政治の夜明けを京都から実現しよう。スジを通し、ブレないぶ共産党を是非強く大きくしてほしい。野党共闘を前進させ、選挙に勝とうじゃないですか」と力を込めました。