東海道の終着点「三条大橋」の弥次喜多像前でアピールする、“喜多さん”に扮した藤枝政巳さん(9日、三条大橋東詰)

 弥次さん、喜多さんも「戦争する国」はごめんだ――「東海道」の宿場のある自治体でいっせいに安倍9条改憲反対をアピールする行動が9日に行われました。京都では、弥次喜多像が鎮座する三条大橋(京都市中京区)のたもとに、“弥次さん・喜多さん”も表れ、参加した市民らは、「憲法に『自衛隊』が明記されれば、軍事によらない平和という憲法の精神が変質する。憲法破壊を許さない民意を統一地方選、参院選で示そう」と訴えました。

 「東海道五十三次いっせいアピール」と題した、この日の行動は、道中にあたる7都府県46カ所で行われました。京都では、「憲法9条京都の会・三条大橋共同アクション」が呼びかけました。

 「京都映画人9条の会」に参加する、俳優の藤枝政巳さん(59)、田井克幸さん(60)が弥次・喜多に扮して、チラシを配布しながら、市民らと対話。喜多さんに扮した田井さんは、「憲法9条を守ってほしい思いを示すことができてよかった」と話していました。リレートークでは、「戦争をさせない左京1000人委員会」の島津留美さん、東山9条の会の小松千代子さん、京都青年革新懇「HOME―はんなり」共同代表の佐藤大介さん、憲法9条京都の会事務局長の奥野恒久さんらが訴えました。