【向日市長選挙】大型開発より市民の暮らし さとう新一候補が奮闘/「オール与党」推薦の現職と一騎打ち 21日投票
21日に投開票を迎える向日市長選は、日本共産党も参加する「新しい民主市政をつくる市民の会」(略称・市民の会)の、さとう新一候補(69)=無・新=と、自民、立憲、国民、公明、維新など各党が推薦する現職の安田守候補(54)との一騎打ちです。
市民合意のないままJR向日町駅東側の開発事業を推進、国民健康保険料を3年連続で値上げして、府内で2番目に高い負担額を強いる現市政の継続か、大型開発への税金投入より「市民のくらしが一番」を掲げ、誰もが安心して暮らせる向日市に転換するのかが争点です。
さとう候補は、労働者の実質賃金が下がり、年金の受け取り額も減っている上に、消費税10%への増税を強行しようとする安倍政権に対し、その悪政の防波堤となる市政ビジョンを提示。高い水道料金の引き下げや払いたくても高くて払えない国保料の引き下げ、特別養護老人ホーム増設など、市民から寄せられた暮らしの願いを実現する市政に変えようと奮闘しています。
さとう候補は、市民負担も知らせないままJR向日町駅東側、阪急洛西口駅西側に、甲子園球場4つ分もの大型開発を進める現市政を批判。大型開発事業を見直し、約130人の入所待機者がいる特養ホームの増設や子どもの医療費を高校卒業まで無料にすることを約束。「生まれてから生涯を終えるまで、安心して暮らせる向日市をみなさんと一緒につくります」と訴えています。
具体的な施策として、▽高すぎる水道料金の値下げ▽府内で2番目に高い国民健康保険料の大幅な引き下げ▽待機児童ゼロ。子どもの医療費を高校卒業まで無料化▽住宅改修助成制度の新設、災害対策の強化―などを掲げています。