京丹後・米軍基地 発電機「早朝・深夜」稼働に抗議 共産党・倉林、井上参院議員 防衛省に申し入れ
京丹後市の米軍レーダー基地が当初の約束に反して早朝・夜間に基地内の発電機を稼働していた問題で、日本共産党の倉林明子、井上哲士両参院議員は5月24日、参院議員会館内で防衛省に対し抗議するとともに聞き取りを行いました。
発電機をめぐっては2014年12月のレーダー本格稼働直後から騒音が発生。抜本対策として商用電力を昨年9月に導入して以降、米軍は、メンテナンスなどで稼働する場合は平日の昼間に行うと説明していました。
しかし、地元住民が、5月12日から26日にかけて、早朝・深夜の稼働を確認。24時間連続稼働の可能性もあるといいます。
この日の聞き取りでは、倉林、井上両議員は同省担当者に対し、約束違反に強く抗議するとともに、稼働状況や米側への対応について説明を要求しました。
同省担当者は、15日に米側に深夜の稼働を控えるよう申し入れるとともに、16日に同市市長の抗議があったことを踏まえて17日に再度、米側に申し入れたとしました。一方で、稼働状況について、「米側も具体的な稼働時間を示すことはできないとしており、(防衛省も)運用のことなので把握していない」と述べました。
この発言に対し、井上議員は、「発電機のメンテナンスは、部隊運用に影響しない。米側に確認し、明らかにすべき」と要求。倉林議員は、「商用電力導入は騒音問題が起きたからだ。これまで住民との約束はなんだったのか。 再発防止のため早急に対応すべき」と同省の姿勢をただしました。