「『払える国保料に』は命の叫び」「中学校給食実現で“みんな幸せ”」 「民主市政の会」全体会議 地域・分野からの発言要旨(1)
■「払える国保料に」は命の叫び/京都社保協事務局次長・園部建史さん
医療分野で市民不在の行政が行われていると痛感しています。その一つが、高過ぎる国民健康保険料です。保険料が払えず受診抑制へとつながるなど、医療を受ける権利が侵害されています。
この間、発覚した事例を紹介します。わずかな年金収入のため、保険料が払えずに10年以上無保険状態だった方は、病気を患い、半年前からは呼吸困難になるなど状態が悪化していました。それなのに、ぎりぎりまで我慢をした結果、初診からわずか1カ月余り、ガンで亡くなられました。保険料が払える額であれば、そして一部負担減免制度や無料低額診療事業を知っていれば、救えた命ではと考えると悔しい思いです。「払える保険料にしてほしい」の声は、生存権・人権保障を訴える「命の叫び」です。市政を変える。そのために頑張りたいと思います。
■中学校給食実現で“みんな幸せ”/新婦人山科支部「TUBAKIの会」・長田奈央さん
全員制の中学校給食実施を求めて運動をしています。全国では当たり前となっている全員制給食。実現できると思って始めた運動ですが、その間に息子は中学3年生になってしまいました。
どの親もわが子の心身の成長を願い、バランスの取れた食事で充実した学校生活を送ってほしい。義務教育の間だけでも、給食でそれを支援してほしいと切望しています。加えて、給食費の軽減も望んでいます。
実現するには壁は高いと思っていますが、乗り越えた先にはみんなの幸せがあると思っています。小学校のような全員制の温かい給食を求めて「連絡会」が発足し、大規模な署名運動が始まります。ぜひ応援をお願いします。「市は変わるべきだ」とみんなで一緒に声を上げていきましょう。