西明和彦さん
西明和彦さん

■現場は疲弊、教職員増は待ったなし/京都市教組書記長・西明和彦さん

 元教育長の今の市長の下で、少人数学級は、後退もしなければ前進もしませんでした。一方、教員は増やさず、教員をサポートする人を増やす。ただし全員非正規です。非正規を多数雇用しているために、年度途中で教員が病休、産休・育休に入った際の代替教員が見つからず、教務主任、専科教員、同じ教科の教員がカバーに入っています。それでなくても超過勤務の教員がさらに多忙になり、病休となり、その代わりがまた入らないという悪循環です。教職員は疲弊しきっています。

 この他にも、選択制中学校給食、安倍首相の顔写真が前面に掲載された「読売KODOMO新聞」を全小中学生に配布したことなど、問題は多々あります。 待ったなしの教職員増をはじめ、子どもの成長・発達を保障するために頑張る決意です。

西村英弥さん
西村英弥さん

■「中小企業のまち・京都」復活・再生は可能/京商連副会長・西村英弥さん

 中小業者の営業不振は深刻で、京商連婦人部が今年行ったアンケートでは、営業の見通しについて「廃業」が1割弱を占めました。

 ところが、市に支援策はほとんどありません。他都市では国の小規模企業振興基本法に基づいて、小規模企業振興基本計画が続々と作成されています。広島市では広島県商工団体連合会が中小企業支援団体に認定され、県の職員が「小規模事業者の振興のための知恵を県連に聞きに来る」関係ができています。

 市政が転換すれば、地域住民の生活を支え、「中小業者のまち京都」を復活・再生させることが可能です。中小業者の仕事を増やす京都市政を、私たちが知恵を出し、具体的にそして希望を持って語るなら、市長選挙に勝利できると確信しています。