「これでいいのか京都」「市長選で『本当の民主主義』取り戻す」 「民主市政の会」全体会議 地域・分野からの発言要旨(3)
■これでいいのか京都/「南禅寺・岡崎地区の景観と住環境を守る会」共同代表・東村美紀子さん
南禅寺の参道にできるホテル計画は認められないと運動を進めてきました。計画では、私の住むマンションや老舗料亭「瓢亭」の直ぐ目の前に壁のようなホテルがそびえ立つことになります。このままでは住環境も景観も破壊されてしまいます。
私たちは、ホテル予定地一帯を条例に基づく眺望景観保全地域に指定してほしい、計画を見直すよう指導してほしいと、市に30回は足を運びました。でも、市は一切、私たちの意見は聞いてくれませんでした。
これだけではありません。市は、本来必要な開発許可は不要として、建築確認だけで計画を認めました。とんでもありません。市政に怒りしかありません。 他の地域でも住民運動が起こっています。それに携わる人たちが力を合わせて、うねりにしないと今の市政に声は届きません。「これでいいのか京都」。この声を一緒に上げましょう。
■市長選で「本当の民主主義」取り戻す/「民主市政の会」左京連絡会・奥村陽子さん
左京連絡会では月1回、常任幹事会を開き、市政や府政の問題についての学習会や参加団体の運動の交流などを重ねてきました。月1回開催のきっかけは、「知事選や市長選の時だけ集まって学習会をして、市政や府政の問題点が分かっても、選挙には十分間に合わない。こんなんじゃだめじゃない」と言ったことでした。
先月も市政学習会を開き、参加者は「もうこれは市政を変えるしかない」と思っています。市政ウオッチングも計画しています。継続すること、そして目で見ることも大事です。
常任幹事会に参加しているのは、各団体の代表ですが、地域からも参加してもらい、もっとさまざまな運動が交流できればいいなぁと思っています。市長選で、自治の力、本当の民主主義を自治体に取り戻すために一緒に頑張りましょう。