西京区役所へバス路線拡充を 住民組織を結成、要求署名スタート 自治連会長と“エール交換”も
京都市西京区役所への市バス路線の拡充を目指して、「西京区役所へ、どの地域からでも行きやすいバス路線の実現を求める会」の結成集会が11月8日、同区内で開かれました。参加した住民らは、市への要求署名をスタートし、市民の足の確保で、住み続けられる西京区を実現させようと誓い合いました。
西京区役所隣には西文化会館、周辺には西京図書館などもあり、市民生活にとっては大事な地域。ところが、同区の嵐山東、桂東、川岡、松尾、桂、桂川学区などから区役所へ市バスで行くには、「乗り換えしないと行けず、その上乗り換えの連係が悪い」「本数が少ない」などの声が多く出されていました。
集会には、約40人が参加し、代表となった同区の元大学教員林学さんがあいさつしました。世話人の山本公子さんが、集めた署名を届けてもらうためのステッカーをつくったことや市には要求署名、市議会には陳情書をそれぞれ提出を予定していることを説明。大いに運動を広げようと呼びかけました。
駆けつけた同区自治連合会の小石玖三主会長が「安心安全、住み続けられる区を目指して、互いに頑張っていこう」と激励しました。参加者からは「生活はバスが頼り」「バスの便が少なすぎる。区内を回る循環バスを実現してほしい」「身近なところにバス停があれば、生活が快適になる」などの声が上がりました。
立命館大学の土居靖範名誉教授が講演し、国や自治体が、交通権を保障することの重要性を訴えました。
署名などの問い合わせはTEL075・392・1578(山本)。