「大好きな京都のまちを次世代に引き継ぐ」福山候補、東寺前で街頭宣伝/共産党・田村副委員長が応援
京都市長選挙が告示された19日、「つなぐ京都2020」の福山和人候補は、ホテルや民泊の建設ラッシュで町並みが大きく変貌する南区の東寺前で街頭宣伝。日本共産党の田村智子副委員長(政策委員会責任者)が応援に駆け付けました。
福山候補は約350人の市民を前にして、京都の観光消費が増える一方で、京都市の旅館やホテル、飲食店など京都市内の観光関連業者の納税額や正規社員が減少していることを指摘。京都駅周辺は、ホテルや民泊の建設ラッシュで住民が追い出され、「地蔵盆もできへん」と悲鳴があがっていることを紹介。「インバウンド政策を推進してきたのが現職・門川氏だとして、「ホテル建設『お断り』というなら下京区の植柳校跡地や仁和寺前のホテル建設はいったん凍結すべき」と批判し、「京都が京都でなくなってから慌てても遅い。大好きな京都のまちを次世代に引き継ぐ仕事を私にさせてほしい」と呼びかけました。
応援に立った田村氏は、市の予算の1%の使い方を変えるだけで実現できる福山候補の「くらし応援すぐやるパッケージ」は市民の声、要求を集め、練り上げた「私たちの政策だ」とし、自らも京都市民から期待の声を聞いたことなどを紹介。この福山候補の政策について、門川氏が根拠もなく「無責任だ」「出来っこない」などと言っていることについて、政策で取り上げられている、全員制の中学校給食や中学卒業までの子どもの医療費無料化などは既に多くの自治体で実施されているもので、「できないと言うほうが無責任。いかに市民の願いにまともに向き合おうとしていないか明らか」と批判しました。
市民の「政治を変えてほしい」との願いに、自民党が「できっこない」「市庁舎に赤旗が立つ」などと悪罵を投げかけていることについても、「どっちもまったくのうそ。うそをついてごまかしてみなさんの願いをあきらめさせる自民党の政治を絶対に許すわけにはいかない」と訴え。
安倍総理が「桜を見る会」問題で行政を私物化し、カジノを含むIR施設誘致をめぐり現職国会議員が逮捕され、前法相夫妻が公選法違反の疑いで家宅捜索されるなど、多くの国民が安倍総理の責任であると思っているにも関わらず、安倍総理は辞任しないことについて、「国民に諦めてくださいと言っているのと同じ」と指摘。「市民と政党が力を合わせることが政治を変える確かな力だと京都市長選挙で示そう。福山さんを必ず勝利させよう」と訴えました。
「つなぐ京都2020」共同代表の梶川憲さん(京都総評議長)も応援に立ち、「働くみなさんの悩みに寄り添って相談に乗り続けてきた庶民の味方、建設アスベスト訴訟などで企業の理不尽なふるまいとたたかってきた福山さんを今こそ市長に」と呼びかけました。