小池晃書記局長
福山候補の地元、左京区修学院で街頭演説する小池書記局長

 京都市長選(2月2日投開票)で「つなぐ京都2020」の福山和人候補の応援に、日本共産党の小池晃書記局長・参院議員が1月19日、京都入りし、市内4カ所で訴えました。

 福山候補の地元、左京区修学院では、「本気で暮らしを応援する福山さんを市長に押し上げ、京都に福を呼び込んで、全国に福を広げましょう」と呼びかけました。小池氏は、現職候補の応援に入った自民党の下村博文選対委員長・衆院議員が第一声で、福山さんが勝てば、北陸新幹線も、リニア新幹線も(京都に)来なくなると言ったことを紹介し、「争点ははっきりした。北陸新幹線の2兆円よりも、子育て支援、若者支援に回そう。リニア新幹線に9兆円よりも高齢者の支援、地元業者の支援にお金を使わせよう。その仕事を福山さんにやってもらいましょう」と訴え、大きな拍手が起こりました。

 京都の景観、まち壊し問題に言及した小池氏は、世界遺産・仁和寺の前に高級ホテルの建設を進めているのが、現職候補と前市議の候補だと指摘。外国人観光客を呼び込む安倍政に真っ先に答えた現職候補の姿勢を批判し、「京都のまちを守れの願い、党派の違いを超えて福山和人さんに託してください」と力を込めました。

 そして、通常国会(20日召集)に向けて、「桜を見る会」疑惑やカジノ汚職など、問題山積の安倍政治をこれ以上、続けさせるわけにはいかないと指摘。現職候補の陣営が、「福山さんが勝てば役所に赤旗が立つ」と述べたことに対し、「反共は内容のない声。反共は戦争前夜の声」と語った蜷川・元府知事の言葉を紹介。市民の共闘で反共の声を打ち破り、蜷川さんを府知事に押し上げて住民が主人公の自治体をつくった歴史が京都にはあると述べ、「今度も、日本の夜明けは京都からといえる結果を出そう。学びを、子育てを、命を守るための選択、希望を福山さんへと党派を超えて広げてください」と訴えました。

 福山候補は、全員制の中学校給食、返済不要の奨学金制度の創設など、暮らし応援の施策を紹介。「暮らしを応援して、経済も活性化させるのが財政再建の構想。ぜひ、私にその仕事をさせてください」と支援を訴えました。

 同志社大学大学院教授の岡野八代さん、同大院生が応援弁士として訴え。「つなぐ京都2020」共同代表の中村和雄弁護士、市民グループ「生活フォーラム関西」の代表も同乗しました。