「本気で、いのちを守る市長は福山さん」「日本中に福を広げる選挙にしよう」――京都市長選挙、最終日の1日、「つなぐ京都2020」の福山和人候補の勝利を目指し、日本共産党の小池晃書記局長・参院議員が力を込めました。北区の白梅町では、約600人の聴衆が、大きな拍手で奮闘の呼びかけに応じました。

 要求シールボードで対話宣伝に足を踏み出した女性(23)=保育士=は、選挙戦序盤(1月21日)に福山候補が参加した街頭タウンミーティングで、保育士の給与や配置基準の実態を示して処遇改善を訴えた一人。福山候補が24日に、財源を示して処遇改善策を提案したことに、「私たちの声を聞き、できることから改善する姿勢に信頼が増した。市長になってほしい」と応援。保育士4年目の女性(23)も、「リニア新幹線より、命を守ることを優先する福山さんに市長になってほしい。勝ちたい」と対話で福山さんへの支援を広げていました。

 「福山さん勝利の力になりたい」と、この日、ビラまきデビューを果たした京都大学に通う男子学生(20)は、「桜を見る会」の疑惑問題で自民党の姿勢に嫌気がさしたと話し、「奨学金が借金という負担になるのはおかしい。無償の奨学金制度をつくってほしい」と期待を込めました。

 小池氏は、京都は、党派の違いを超えて、歴史と景観を守ってきたまちだと述べ、京都のまちを守ることを選挙の争点の一つとして言及。期日前投票に向かう途中の20代の女性=右京区=は、「ホテルが多くなり、町家の残る風景が壊れていくのは寂しい。景観を守ってくれる人に投票するつもり」と話してくれました。

門川市政で保健所11→1、感染症部門も統合

  演説の冒頭で小池氏は、京都府内でも新型コロナウィルスの感染者が報告さたことにふれ、行政による万全の対策の必要性を指摘。この分野では現市政が、保健所の統合(2010年、11カ所→1カ所)、加えて感染症部門を医療衛生センター1カ所に集中させたことを批判し、「福山市長の誕生で、命を預かる保健行政の後退を止めよう」と訴えました 。