「いま、青年の切実な要求に応える、僕ら民青の出番の時」――。こう意気込むのは、立命館大学衣笠キャンパス(京都市北区)で学ぶ民青同盟の学生メンバーです。

 大学の入学式を終え、右も左もわからない新入生にとって、最初の関門は履修登録です。同メンバーは4月から、新入生に登録のやり方や登録をするときに気をつけるポイントなどをアドバイスする、「新学期お悩みなんでも相談」をLINEで始めました。

 きっかけは、コロナウイルスの影響で、新入生のために大学が開くオリエンテーションは時間短縮され、履修登録のガイダンスが簡略化されたことです。その後、学生の大学への入構は禁止され、学生課に直接問い合わせたり、サークルなどの先輩からアドバイスを受けたりすることもできなくなりました。

 「それなら、民青でサポートしようと始めたんです」。中心メンバーの同大学文学部4回生の鳥山柚樹さん(23)は話します。仲間と一緒にチラシを作成し、衣笠キャンパス周辺での配布やSNSで、相談活動を始めたことを広めてききました。

 早速寄せられた「教科書はどこで買ったらお得なの」「コロナ対応で始まるオンライン授業って何?」「そもそも履修って、どうやって決めればいいの」などの質問に、各メンバーが所属する学部ごとに、体験も交えながら丁寧に回答。新入生からは「助かりました」「ご連絡ありがとうございます」などの声が返ってきています。

 鳥山さんは「民青の活動が役に立って良かったとみんなで喜んでいます。これからも、お悩み相談活動を続けていきたい」と話しています。

 立命館大学民青同盟ツイッターアカウント @rits_min https://twitter.com/rits_min