ステイホームでうたごえ運動 YouTubeで配信「忠やんとうたおう♬」 京都ひまわり合唱団指揮者・山本忠生さん、自宅から107曲
京都ひまわり合唱団指揮者で多くの合唱団の指揮指導をはじめ、アコーディオン奏者として各地の「うたごえ喫茶」で伴奏を行っている“忠やん”こと山本忠生さん(81)が、うたごえ喫茶さながらに、自宅から歌を届けるYouTube(ユーチューブ)チャンネル「忠やんとうたおう♬」が話題です。「家に居ながらでも、うたごえ運動が広げられる時代なんですね。新たな人とのつながりが生まれるのはうれしい」と話しています。
4月末に初投稿した、第1回目の「街」(高石ともや)は1525回の視聴回数(全体で5050回、6月12日現在)にのぼります。動画は、1曲づつ投稿され、うたごえの歌をはじめ、フォークソング、沖縄に関連する歌など、107曲(同)がアップされています。
山本さんがアコーディオン、娘の幹子さんがピアノ伴奏を重ねるスタイルをメーンに、歌の始まりの前後で、楽曲や作者とのエピソードを語る山本さんのおしゃべりと、親子の掛け合いも微笑ましい動画です。山本さんは、「演奏に出かけられない中、娘にすすめられて遊び感覚で挑戦しましたが、みなさんに喜んでいただき、ありがたい」と言います。
新型コロナウイルス感染症拡大防止の対応で、2月末から各合唱団やサークルのレッスン、うたごえ喫茶の活動が中止せざるを得なくなっています。
動画を視聴した人からは、「コロナで歌える場所がなくなって寂しがっている両親に、このチャンネルを知らせました」「毎日、スマホで視聴しながら散歩しています」などの反応があり、自分の好きな曲のリクエストまで届いています。
コロナの影響で、集えない、歌えないという状況もありますが、山本さんは、「こんな時だからこそ、歌で元気と、歌うことの楽しさを届けられたら」と話しています。
動画の撮影は、幹子さんが担当し、映像に歌の歌詞をつけて配信しています。
「忠やんとうたおう」で検索。YouTubeは、だれでも無料で視聴できます。