京都府・京都市が共同で管理・運営してきた京都市上京区の京都こども文化会館(愛称・エンゼルハウス)を、11月末までに閉館するとしていることをめぐり、施設利用団体などでつくる住民組織「京都こども文化会館を大切に守り☆よくする会。」は6月18日、閉館方針の撤回と施設存続を求める要望書を府知事と京都市長に対して提出しました。

 要望書では、京都こども文化会館は国際児童年を記念し、1982年に京都府と京都市が協力し、府内で唯一会館名に「こども」を冠した、こどものための文化施設として誕生したことや、同館の改修・存続を求め、約4000人分の要望署名を提出してきたことなどをふまえ、▽閉館方針の撤回と施設存続▽施設の存廃は権利主体である子どもたちの意見、子どもを大切に思う人々の意見を聞いた上で決定を▽閉館(方針決定)に至った経過を説明する会の開催を―を求めています。

 また、京都文連も総会で採択した「改修・存続」を求める特別決議を11日、府知事と京都市長の各秘書に渡すとともに、府・京都市議会の関連委員会委員にも配布しました。