原発再稼働反対、脱原発を訴えて、京都市下京区の関西電力京都支社前で毎週金曜日の夕方、抗議行動を続けている「キンカン行動」が6月26日、8周年を迎え、同支社周囲でアピールデモが行われ、約100人が参加しました。

 デモでは「賄賂で汚れた危険な原発は廃炉」「原発で作った電気は買わないぞ」「原発やめろ コロナ対策を」などと手書きのプラカードを掲げて、「関西電力賄賂と手を切れ」「再稼働撤回」などとコールを響かせました。

 デモに先立つスタンディングでは、デモの呼びかけ人の一人、榊原義道さんが、関西電力役員らの金品受領問題をめぐり、同社が八木誠前会長ら元取締役5人に対し、損害賠償を求めて提訴したことについて「原発は政財界の癒着の中で作られてきた。関電が政財界とのつながりを絶ち、原発をやめるまで行動を続けたい」などと訴えました。

 数年ぶりに参加したという西本仁美さんは「8年間続けていることに希望を感じる。もっと若い人に関心を持ってほしい」と話していました。