「全基地関係者のPCR検査」「基地閉鎖含む行動制限の徹底」 京丹後米軍基地で集団感染 共産党府議団・京丹後市議団が緊急措置を要請
京丹後市の米軍レーダー基地(経ケ岬通信所)関連の新型コロナウイルスの感染者が12人に達している問題で、日本共産党府議団(原田完団長、12人)、と京丹後市議団(田中邦生団長、3人)は8月5日、府知事と市長に対して、感染拡大防止のための緊急措置を講じるよう申し入れました。
申し入れでは、感染者の内2人が同市在住の住民であることから、市民への感染が広がっていることは重大な事態であると強調。米軍関係者は全員、基地外に居住しており、さらなる感染拡大の危険性があるため、緊急措置を講じることが求められていると訴えています。
また、市民から「マスクなしで買い物をしている」「居酒屋で夜中まで飲酒していた」など米軍内での感染防止対策の徹底に懸念の声が上がっていることを指摘しています。
その上で、府知事、市長に対して▽すべての基地関係者(米軍人・軍属とその家族、地元から雇用されている従業員、工事関係者)のPCR検査実施、感染者についての隔離・療養など必要な防疫対策の実施▽基地周辺の地元住民、基地関係者の生活領域の住民などの積極的な検査実施▽感染拡大の収束までの基地閉鎖を含めた米軍関係者の行動制限の徹底、感染防止ガイドラインの遵守▽米軍関係者の感染者に関わる情報開示▽日米地位協定改定による米軍関係者への国内法に基づく検疫・防疫の実施―などを政府、米軍に強く要求するよう求めています。
この問題での申し入れは、同府議団は3度目、同市議団は2度目となっています。