第81回府党会議で新書記長に地坂拓晃氏選出

 日本共産党京都府委員会は9月1日、8月22、29の両日開かれた第81回府党会議についての記者会見を開き、渡辺和俊委員長が議題の内容や人事について紹介しました。

 渡辺氏は、主要な議題が自民党政治を転換し、市民と野党共闘の進化・発展、日本共産党の躍進であり、8月28日の安倍首相の辞意表明は象徴的な出来事となったと指摘。とくに、野党共闘の進化という点で、『前衛』9月号で「通常国会 野党のたたかい」として野党3党の国対委員長である、穀田恵二(日本共産党)、原口一博(国民民主党)、安住淳(立憲民主党)各氏によるてい談を紹介。「非常に画期的な内容。昨日は立憲民主党の枝野代表が消費税減税を表明し、これも大事なシグナルだと思います。解散・総選挙に向け、野党共闘の発展が政局の焦点だ」と強調しました。

 京都での共闘の動きについて、2017年の総選挙以降、府知事選、参院選、京都市長選挙選を通じて、市民と日本共産党の共闘が広がっている一方、「非自民・非共産」を標榜する動きを批判。「京都の国政各野党の皆さんが野党共闘の立場に立ち、総選挙に臨むよう、改めて呼びかけたい」と述べました。

 人事では、常任委員19人中、40・50代が3人から8人、女性が2人から4人に増えたと紹介しました。

 府党会議で新書記長に選出された、地坂拓晃・衆院2区候補が決意を表明。17年の総選挙から候補者として闘ってきた経験や京都市長選挙で「つなぐ京都2020」の事務所で活動した体験を語り、「市民と野党の共闘の前進のために、政治を変えたいと願う市民、若い世代の人たちと日常的な交流を深め、勝利のために力を尽くしたい」と決意を語りました。