農業・農村守る政治に転換 右京区京北で懇談会/田村衆院議員が報告“家族・小規模農業が世界の流れ”
日本共産党京北後援会は10月24日、京都市右京区京北で同党の倉林明子副委員長・参院議員と田村貴昭衆院議員(同比例九州・沖縄ブロック候補)を招いた農林業・農村懇談会を開き、農林業や暮らしをめぐる問題について交流しました。吉田幸一・衆院京都4区候補や府議、京都市議らも参加しました。
倉林氏があいさつし、「農林業は深刻な実態になっている。今日出された要望を実現できるよう、野党連合政権へ力を尽くしたい」と述べました。
田村氏は、際限のない輸入自由化を進め、食料自給率を低下させ、農林業を衰退させてきた自民党政治を批判。世界の流れである家族農業・小規模農業を守る農政へ転換することを強調し、「次の総選挙で政権交代するしかない。ぜひ実態を聞かせてください」と述べました。
吉田氏は「4区は、地域の半分が農村。農業をしっかり応援する政治へ転換するよう全力を上げる」と決意を表明しました。
参加した農家からは、シカやイノシシによる獣害被害の実態を述べ、「農地を守る柵への補助や駆除対策、里山保全などをしっかり行ってほしい」と声が上がりました。
また、農地や河川の草刈り整備や、農村を守るための補助制度の拡充、災害対策の強化などを求める声が相次ぎました。
京北地域で問題になっている北陸新幹線延伸計画で、自然破壊が進むとの懸念が次々に出され、倉林、田村両氏は「計画はいったん立ち止まるべき」と応じました。