戦後75年 京都に残る加害と被害の歴史 戦争遺跡写真展 25日まで、ひと・まち交流館京都/インパール作戦の戦跡資料も展示
「戦争遺跡に平和を学ぶ京都の会」(奥村英継代表)は、12月23日から、「戦後75年 京都の戦争遺跡写真展~戦争遺跡を再びつくらせない」を京都市下京区のひと・まち交流館京都で開いています。25日まで。
「軍都」と呼ばれた京都市伏見区に残る旧陸軍第十六師団に関連する遺構や福知山市の陸軍第二〇連隊に関するものなど、戦争に関わる府内の遺跡・遺構・遺物と、日本の戦争加害を学ぶために、同会が行ったフィリピンやインパールへの平和ツアーの報告資料、約250点余を展示しています。
写真展は、戦後60年の2005年から5年ごと開催しているもの。「インパール作戦の戦跡」を訪ね、2018年に行った平和ツアーの報告としての展示もあります。
初日の23日には、30人余が訪れ、「(当時のことを)語れる人が少なくなり、展示は戦争の悲劇を顧みるために必要」「写真を見て、戦争の悲惨さ、おろかさを知りました」「京都にこれほど戦争遺跡があるとは。まだまだ学習する必要がありそうです」などの感想が寄せられました。
開催時間は、午前9時~午後4時半(25日は午後3時半まで)。来場時、マスク着用など新型コロナ感染防止対策が必要です。問い合わせ☎075・701・4033(奥村)。