宇治田原町長選26日告示「住民の声聞く町政に」 刷新のつどいで今西候補が決意
任期満了に伴い1月26日告示、同31日投票で行われる宇治田原町長選挙に向け、「宇治田原町政を刷新する会」(大平勲氏ら共同代表10人)は16日、同会共同代表で前町議・今西久美子予定候補勝利に向けた「今西久美子とともに 町政刷新をすすめるつどい」を同町総合文化センターホールでおこないました。無所属の元町議、現・宇治市議など多彩な弁士が駆けつけるなか、今西さんは決意を語りました。
オープニングでは、和太鼓サークル有志が演奏を披露。応援ソング「クミコの歌」が流され作詞・作曲者で、同町歌の作曲者でもある北村文一さんが紹介されました。
大平勲共同代表が、会設立と今西さん擁立の経過を説明。地元有力者へのあいさつまわりのなかで、町政刷新に向けた期待の声が上がっていることを紹介しました。
退職教職員の谷口明久さんは、地域の拠点である小学校維持の必要性を説き、今西さんへの期待を述べました。
夫が建築業を営む井上由美子さんは、今西さんに相談し、受給対象となっていなかった建築業者もコロナ禍での町の支援事業給付金が受けられるようになったエピソードを紹介しました。
昨年末の宇治市長選で「こんな宇治プロジェクト」共同代表として活躍した佐々木真由美宇治市議(無所属)も応援にかけつけました。市長選の経験を語り、「宇治田原(町政)を新しいものに、健全なものに変えてほしい」とエールを送りました(訴え要旨)。
前町議で元同町区長会会長の松本健治さんも迷った末に一緒に議員をつとめた仲間として応援することにしたとマイクをとり、「必ず勝つために万難を排して協力を」と呼びかけました。
大型開発推進で町財政悪化
日本共産党の水谷修府議は、新名神開通やインターチェンジの完成を見越して進められている府南部の開発計画を解説するとともに、自民党政府の意向に忠実に大型開発を進めてきた現町政のもとで財政が悪化していることを批判。大型開発や小学校統廃合の計画を見直せば財政の再建はできると強調しました。
梶川憲京都総評議長も、教職員組合の活動をともにしてきた仲間として応援にきたとのべ、「つらい思いをしている人々に真っすぐ、真っ先に共感できるリーダーがいる」「今西さんに託したい」とのべました。
参加者から花束、寄せ書き、「達成のかぎ」と書かれた伏見稲荷のお守りを授かった今西候補は大きな拍手を受け、町幹部の談合・収賄容疑による逮捕・起訴という町政始まって以来の不祥事が起き、多くの人々からの「町政を変えてほしい」との要請を受け、「今決起をしなければ」と決意したことを表明。期待や激励の声を聞くなかで「勝たなあかんのや、本当に町政を変えなあかんのやと決意をあらたにしている。何としても町長に押し上げてほしい」と力強く訴えました。
また、○談合・収賄事件にかかわって、全容の解明・疑惑を一掃し、清潔な町政をつくる○現町政が住民の声を聞かず新庁舎の場所決定や、学校統廃合をすすめるなか、住民の声がとどく町政にする─などの政策の実現を呼びかけました。
(「週刊京都民報」1月24日付より)