バイデン米大統領が主催する気候変動サミットが始まった4月22日、「Fridays For Future京都」が「#温室効果ガス削減目標の大幅引き上げを求めます」との横断幕を掲げ、「緊急気候マーチ」として京都市役所前から円山公園までデモ行進しました。「FFF Japan」の呼び掛けで、東京や神奈川などでも取り組まれました。

 新型コロナ感染拡大で、参加の呼び掛けは自粛。FFF京都の寺島美羽代表(19)=大学2回生=と中野一登さん(19)=大学1回生=が参加できなかった仲間のメッセージを書いたTシャツを着て、静かに歩きました。

 気候変動サミットで菅首相は、二酸化炭素などの温室効果ガス排出量を2030年までに13年度比で46%まで削減する目標を表明。寺島さんは「数値が低すぎる。日本の責任から言えば、FFFが主張する62%まで引き上げてほしい。国は未来を生きる私たちの声をちゃんと聞いて」とボードを掲げました。

 自主的なスタンディングには、日本共産党の京都市議や市民ら約20人が参加。環境に負荷を与える動物性食品を取らない食生活を呼びかけた「GoTo ヴィーガン」とのボードを掲げた黒瀬裕貴さん(22)=大学4回生=は、「SNSで気候危機に立ち上がっている若者たちを知り、自分でもできることをしていきたいと思った」と話していました。