【城陽市長選】命・暮らし・防災優先の市政に 「みんなの城陽」中野きょうこさんが出馬表明/9月5日告示・12日投票
9月5日告示・同12日投票で行われる、城陽市長選で、市民や労組、団体で構成する「みんなで変えよう いのち・くらし・防災 城陽の会」(略称=みんなの城陽)は8月10日、元小学校教諭で城陽母親連絡会会長の中野きょうこ(なかの恭子)さん(75)=無新・日本共産党推薦=を候補者として擁立すると発表しました。
「みんなの城陽」は前日の9日、「新しい城陽民主市政を築く市民の会」が市長候補をみんなで決めようと市内で開いた「市民のつどい」で、いのち・くらし・防災を優先する市政をつくるため、同会を改組して発足しました。候補者選考にあたっては、市政要求や願いの交流、「市民の声を聞いてくれる人」「庶民感覚のある人」などと候補者像を出し合った7月の2回の市民参加のつどいを経て、中野きょうこさんを推薦するに至った経過が事務局から報告されました。
中野さんは、市民の暮らしの願いを受け止め、参加した約90人を前に決意を表明。「城陽に住んで50年になります。みなさんの声をどんどん市政に届けていきたい」と述べ、新名神高速道路の開通に伴い現市政が進める大型開発より、だれもが安心して通行できる生活道路の改善や防災対策の強化に取り組む意欲を語りました。
防災対策では、浸水想定区域の同市西部地域に水害に対応した避難場所がないことを指摘し、「東に逃げてという内容。(具体的な避難計画は)机上ではできない」と批判。市民の声を受け止める市政への転換に頑張る決意を述べました。
同市長選には、現職の奥田敏晴氏(76)=自民・国民民主・公明推薦予定=が立候補を表明しています。
【中野さんの略歴】
1945年12月生まれ。福知山市出身。府立福知山高校、大阪成蹊女子短期大学卒。城陽市内の5つの小学校で32年間、教諭として勤務。宇治久世教組副委員長など歴任。現在、「みんなの城陽」世話人、城陽母親連絡会会長。戦前、日米親善を目的に日本に贈られ、太平洋戦争を境に敵国人形として処分対象となった「青い目の人形」を通して、戦争と平和について考える語り部活動はライフワーク。
22日に事務所開き
「みんなの城陽」は8月22日(日)午後4時から、中野きょうこさんの勝利をめざして事務所開きを行います。
住所=城陽市寺田市ノ久保33-169(JR城陽駅南東、徒歩約8分)。TEL0774・55・5061。