スタート集会で講演する駒込教授(8月7日、京田辺市)

 今秋にも行われる解散総選挙で、野党共闘の力で政権交代を実現させようと8月7日、共闘組織「京都6区市民連合」が発足。同日、京田辺市立福祉センターでスタート集会が行われ約70人が参加しました。

 呼びかけ人の新開純也さんが結成の趣旨を説明したあと、呼びかけ人の槌田劭(たかし)さんが「私利私欲、友だちのために税金を使う、国民を愚弄した政治に怒り狂わない人はいない。市民が声を上げ社会を変える努力をしなければならない」と主催者あいさつ。

 パネリストとしてユナイトきょうと世話人の駒込武・京都大学大学院教授が講演。無党派の佐々木真由美・宇治市議、次田のり子・京田辺市議、呉羽まゆみ・木津川市未来会議代表(同市前市議)らが次々と発言しました。

自公政権に「歴史的大敗北を」

 駒込教授は、安保関連法制強行可決後の野党と市民の共同の発展を、「ユナイトきょうと」の活動を軸に振り返り、政策について「野党共闘の核となるべき政策的コンセプトは、新自由主義に反対し、公共サービスを守り育てること。人を守り育てることだ」と指摘しました。次期選挙について「市民の力を結集して自公政権を歴史的大敗北に追い込み、ウソをつき、約束を守らない政府はこういう目に遭うということを示す必要がある」と力強く述べました。

 さらに3人のパネリストは「今、戦時中と似た状況。おかしいことをおかしいと言わなければ、おかしい側についてしまう」(佐々木さん)、「日々、まひさせられ、諦めさせられているが、戦争をさせないため、子どもたちや環境のためにがんばらなくてはいけない」(次田さん)、「野党には真に対決すべき相手は誰なのかを見据え、政権を本気で取る気になってもらいたい。そのために私は出来ることをしたい」(呉羽さん)と訴えました。

 会場からは、宇治田原町長選挙での共同のとりくみや京都6区での野党共闘の現状の報告、「憲法改定や新自由主義の政策が次々と進められようとしているなか、よりよい社会の実現のため右翼も左翼も手をつなぐとき」といった発言がありました。

 最後に、各野党に対する京都6区での野党候補一本化に向けての要請案が参加者により採択されました。