9月12日投票で行われる城陽市長選で、「みんなの城陽」の中野きょうこさん=新・無、日本共産党推薦=の勝利へ向け、8日、福山和人弁護士、佐々木まゆみ宇治市議(無所属)らが応援に駆けつけ、街頭演説を行いました。

 福山氏は、8年間続けてきた奥田城陽市政について、予算規模が当初は250億円程度だったものが300億円を超える大型予算となり、その中でも土木費が約20億円から54億円へと激増していると指摘。土木費の財源は借金にあたる市債に頼っており、「借金に頼って、建設費を増やす市政で未来はありますか。市の若者世代の人口も減り続けている。これは教育や暮らしを置き去りにして、建設事業と借金を増やし続けてきた結果だ」と強調しました。

 そして中野さんの政策について、「コロナ対策に万全の対策を取る、身近な生活道路の整備、教育・福祉の充実を訴えている。子育て世代に『住むんだったら城陽』と思ってもらえる城陽を中野さんを先頭につくりましょう」と呼びかけました。

 佐々木氏は、大型開発を進めながら、下水道料金や給食費の値上げを行う現市政を批判し、「PCR検査の拡充やワクチン接種などコロナ対策を充実させよう。女性候補の中野さんを市長に押し上げ、希望を持って暮らせる城陽へ変えていきましょう」と訴えました。

 中野候補は、大型開発優先から、コロナ対策や防災対策を強化する政策を示しながら、「大型開発はやめて暮らしに回そう。住んでよかったと思える城陽をごいっしょにつくりましょう」と呼びかけました。

 呉羽(くれは)真弓・元木津川市議(無所属)、昨年の宇治市長選で奮闘した長廻(ながさこ)千春さんらも応援にかけつけました。