「生活に必要不可欠な路線」 山陰線減便計画撤回を、 共産党が住民とともにJR西日本に申し入れ

南丹市議会が全会一致で決議
JR西日本はこのほど、来春のダイヤ改正で、山陰線の亀岡-園部間の昼間の運行本数を削減させる方針を表明し、沿線各自治体や住民から削減方針の撤回を求める声が上がっています。日本共産党京都府委員会などは9月22日、JR西日本に対し、減便計画の撤回を求めて申し入れました。
申し入れたのは、同党府委員会と倉林明子参院議員(秘書が代理で出席)、同党南丹市議団、同党日吉支部。吉田幸一衆院京都4区候補、鞆岡(ともおか)誠南丹市議団団長、南丹市日吉町の住民らが参加しました。
減便計画をめぐっては、南丹市議会で9月15日に減便計画の撤回を求める決議が全会一致で採択されるなど、自治体からも撤回を求める声が上がっています。
申し入れで、鞆岡議員は通学・通勤など地域に必要不可欠な路線であることを説明し、「南丹市議会でも全会一致で決議が採択された。住民や議会の声を受けて減便計画は撤回してほしい」と述べました。
参加した日吉町の女性は、数年前にJRの駅がある利便性から移住してきたことなどを話し、「こんなに減便されたら生活が不便になる。地域住民のためにも今の本数を維持してほしい」と訴えました。
JR側は、コロナ禍で売り上げが落ち込んだために、減便などの対応を検討しているとの回答を繰り返しました。