「弘法さん」でにぎわう東寺門前で署名を呼びかける「消費税をなくす京都の会」のメンバーら(11月21日、京都市南区)

 「消費税をなくす京都の会」は11月21日、京都市南区の東寺東門前で定例の街頭宣伝を行い、消費税率の5%への引き下げを求める署名を呼びかけました。

 この日は、「弘法さん」(東寺縁日)を求めて大勢の人出でにぎわうなか、同会のメンバーら15人が参加。常任世話人の若杉秀夫さん(北民商事務局)は、先の衆院選で「消費税5%」を公約した野党の得票が自民・公明票を約250万票も上回ったことを紹介し、「コロナ禍で市民生活が苦境にあるなか、5%への引き下げは国民多数の声であることが示された。消費税減税は、必要な人に届かない給付金よりも、最大のコロナ対策、経済対策になる」と訴えました。

 左京区から宣伝に参加した、竹本貞子さん(87)は、コロナ禍の下で消費税減税に踏み切った世界61カ国・地域の国旗が入ったビラを信号待ちの人に一声掛けながら手渡していました。竹本さんは、「少しでも対話ができるよう心掛けています。『財源はどうするのか?』と聞いてくる人には、大企業や富裕層への行き過ぎた減税の見直しやアメリカの兵器を爆買いしている軍事費の削減をと説明しています。衆院選で野党各党は消費税減税を公約したのだから、連帯して5%引き下げを国会で議論すべき」と話していました。