「痴漢・盗撮」電車内の対策強化を 共産党府委ジェンダー平等委員会が電鉄各社に申し入れ
実態把握、未然防止・抑止計画の策定も要請
日本共産党京都府委員会ジェンダー平等・人権委員会の、たけやまさいこ事務局長(参院京都選挙区候補)は、高校・大学の入学試験が本格化するのを前に、痴漢や盗撮行為をなくす対策の強化を求めて公共交通各事業者に申し入れを行っています。
1日には、京都市交通局と京阪電気鉄道株式会社を同党府議団・京都市議団、倉林明子参院議員秘書と訪問し、要望しました。
要望内容は、▽駅係員の増員、電車内の巡回警備、音声によるアナウンスや電光掲示板での痴漢の加害防止のための呼びかけ▽痴漢行為の実態把握を行う継続的調査の実施▽調査結果に基づき、痴漢の未然防止・抑止の方法を検討し行動計画を策定する─の3点。
たけやまさんは、痴漢や盗撮は深刻な人権を侵す犯罪であり、性暴力だという認識に立って、これらの被害をなくすことが、誰もが安全に暮らせる社会にするために不可欠と強調。政治や行政、関係機関とともに社会全体の課題として取り組むことが求められると述べ、要望内容を紹介しました。昨年、党東京都議団が実施した調査も紹介し、「被害を受けても声を出せない人が7割で、被害者の心の傷は重い。痴漢対策、実態把握調査に取り組んでほしい」と求めました。
3日には近畿日本鉄道、JR西日本にも同様に要請を行いました。今後、阪急電鉄や京都府にも申し入れる予定です。