改憲ノー、ジェンダー平等、気候正義さらに前へ 新婦人府本部大会
命・暮らし守る府政への転換求める特別決議採択
新日本婦人の会京都府本部は2月11日、第41回府本部大会をオンラインで開催しました。9条改憲を食い止めること、要求に基づく運動で京都府政を転換、秋に迎える創立60年にむけて会員・新聞増を呼びかける議案の採択と役員を選出。「憲法改悪を許さず、命と暮らしを守る府政」の実現をと呼びかける特別決議を確認しました。
開会あいさつで、魚山栄子会長は、コロナ感染拡大のなか、現在取り組んでいる子どもに関わる緊急アンケートに悲鳴のような声が寄せられていると指摘し、国の対策から一歩も出ない現府政を転換する必要性と立候補を表明した梶川憲氏の支援を訴え。「ジェンダー平等、持続可能な社会の実現へ、創立60年を迎える新婦人を大きくしよう」と呼びかけました。
澤田季江事務局長が大会議案の提案を報告。コロナ禍のもとでの2年間に、暮しや教育、産直運動をはじめ、切実な要求運動に取り組んで、少人数学級の実現、核兵器禁止条約の発効、米農家と困窮者を支援する取り組みなど、果たしてきた新婦人の役割を強調し、次世代と共に未来を切り開いていこうと述べました。
討論では、学校のトイレに生理用品設置を実現、食料支援プロジェクトの取り組み、パーム油と風力などの発電事業や北陸新幹線の延伸計画への反対運動、仲間を増やす経験など、多彩な活動を交流しました。
来賓として、府知事選に立候補を表明した梶川憲候補(京都総評議長)があいさつ。コロナ禍の矛盾が女性を直撃しているが、この犠牲は政治の力で避けられると強調し、女性の五感による府政への提案を期待。「とことん府民に寄り添うリーダーになる」と決意し、支援を訴えました。
ほかに来賓として、京都農民連の上原実副会長、京都民医労の立花史織委員長、日本共産党京都府委員会の地坂拓晃書記長があいさつしました。
選出された本部役員は次の通りです(敬称略、新任以外は再任)。 会長=魚山栄子▽副会長=江本佳世子、山下由香里、澤田季江(新)▽事務局長=姫野美佐子(新)▽事務局次長=仁賀里美