「戦争やめろ」広がる市民の輪 綾部市民有志が意見広告掲載 175人が賛同、毎週宣伝も
「STOP WAR 軍事侵略に抗議します!」─綾部市民有志によるロシアのウクライナ侵略に抗議する意見広告が11日、地元紙「あやべ市民新聞」に掲載されました。
市民有志3氏の呼びかけでつくられた「ロシアのウクライナへの軍事侵略に抗議する綾部有志の会」が取り組んだもの。名前を連ねた市民を含め、175人が賛同しました。
取り組みのきっかけは、有志3氏の呼びかけで行われた同市内のショッピングセンター前での抗議宣伝(2月27日)でした。
宣伝には約60人が参加。呼びかけ人の一人、大島辰哉さんによると、報道で流れる破壊された町や戦火にさらされる子どもらの映像を見て、「いても立ってもいられない」と高校生や20代の男女など幅広い市民が参加しました。
参加者から、「何かしたくてもやもやしていたので、意思表示できて良かった」という声が寄せられ、それ以降も毎週日曜日に実施しています。
広告掲載に向け、2月28日から今月5日まで、1口1000円で賛同人を募りました。結果、掲載に必要な費用の2倍以上が集まりました。大島さんは、「『侵略を許さない、戦争やめろ』という共通の思いのもと、何とか侵略を止めさせるため、抗議を続けたい。広告で使わなかった費用も生かし、ウクライナへの人道支援と連帯を示す行動も行っていきたい」と語ります。