【知事選】府民とともに人も環境も輝く京都つくる 「つなぐ京都2022」かじかわ憲候補が告示日第一声 選挙戦火ぶた
京都府知事選挙が3月24日告示(4月10日投開票)され、「つなぐ京都2022」のかじかわ憲候補(62)=京都総評議長=は、第一声で「府政の扉を開けよう。府民とともに、人も環境も輝く京都を作りたい」と決意を表明。京都市内一円と宇治市で政策を訴えました。
京都市役所前で行われた「第一声」では、150人の参加者を前にかじかわ氏が、ロシアのウクライナ侵略について厳しく抗議し、「キエフと姉妹都市である京都市と力を合わせ、世界の平和を求める連帯を表明しよう。憲法の精神で世界に平和を発信する府政をつくります。そういう府知事になります」と表明しました。
かじかわ氏は、北陸新幹線延伸ストップ、「北山エリア」開発の白紙撤回などの大型公共事業中止を強調。23日に行われた公開討論会(京都青年会議所主催)で、現職の西脇隆俊氏がこれらの開発計画について、「住民の声を聞くだけでなく、関係者の声を聞くことが大事」と述べたことについて触れ、「住民の声を超える、『関係者』とは一体誰なのか。断じてこういう政治姿勢が許せません。住民を無視した開発をやめさせよう」と呼びかけました。
子どもの医療費無料化の拡充、中学校給食の実現と給食の無償化、保健所を地域に再配置することなどの政策を紹介し、「府政の新しい自治の力を再建することを心から訴え続けます。大きな声で府政の扉を開きたい。府民とともに人も環境も輝く京都を作るために全力をあげます」と訴えました。
中村和雄弁護士は、自民党京都府連による「選挙買収」疑惑が発覚したもとでの選挙であることを述べ、「『政治とカネ』に無縁で、クリーンな政治をつくるかじかわさんを知事に押し上げよう」と訴えました。
日本共産党の渡辺和俊府委員長は、北陸新幹線延伸や「北山エリア」の開発計画に大きな反対の声が広がり、争点に浮上する中、西脇氏の公約集で一言も両計画に触れていなことを紹介し、「選挙が終わったら、計画を進めるようなやりかたを許してはならない。府民の力でこんな政治を変えよう」と呼びかけました。
京都市の保育園への補助金カット問題などについて保育士が訴え、「北山エリア」開発の問題点について高原正興府立大名誉教授が訴えました。新社会党京都府本部の駒井高之副委員長もかじかわ支援を呼びかけました。
同日朝には、中京区の選挙事務所前で出発式が行われ、日本共産党の穀田恵二国会対策委員長・衆院議員らが駆けつけ、かじかわ氏が決意を述べました。