街頭で訴える谷田みさお候補

 任期満了に伴う井手町議選(定数10)が4月5日告示、10日投開票で行われます。社会保障の切り捨てを進めてきた自公政権により町民の暮らしが脅かされ、コロナ禍で一層不安が広がっているもと、日本共産党は7期28年間「ダメなものはダメ」と筋を通し、「住民の利益第一」で住民と活動してきた実績豊富な現職の谷田みさおさん(63)の必勝を目指します。

 2人の子どもを育ててきた谷田さんは1994年、子育てしやすい井手町を目指し、「党創立以来男女平等を掲げてきた日本共産党のだから女性の願いにこたえられる」と訴え初当選して以来、毎議会質問してきました。

 子育ての問題では、0歳児保育(2002年度から、玉川保育園)、学童保育(03年度から)、子どもの医療費無料制度の拡充(17年度から、18歳まで)、小中学校の学校給食の無料化(18年度から)などを実現してきました。

 また、多賀保育園では0~2歳児保育が未実施で、多賀地域の保護者は兄弟姉妹で2カ所以上の保育園に送迎しなければならない実態があるため、同保育園での実施を求め一般質問してきました。

 3人の子どもを育てるシングルマザーは、「谷田さんは、私のことをいつも気にかけ、わかりにくい様々な制度や手続きについてアドバイスしてくれ、不安なコロナの情報なども教えてくれます。保育園の問題でも質問で取り上げてくれました。本当に頼りになる議員さんです」と言います。

 町民の高齢化が進むもとで公共施設のバリアフリー化や移動手段確保は切実な要望です。

 谷田さんはJR駅のバリアフリー化を議会で粘り強く要求。山城多賀駅(16年)に続き玉水駅(18年)にもエレベーターが設置されました。

JR山城多賀駅のエレベーター設置を喜ぶ、住民と谷田候補(左)=2016年

 村田万里子さん(67)は「義母(故人)は足が悪くハンドル形電動車いすを利用していました。JAに行くには、長い階段を上り下りして駅をまたがなくてはならず、行けませんでした。エレベーターが出来てJAに買い物に行けると喜んでいました。本当に多くの人々の小さな声を聞き、3人分の仕事をしてくれる谷田さんは町民にとってなくてはならない人です」と語ります。

「谷田さんの議席は住民と議会つなぐ命綱」

 町内にコミュニティーバスの運行を求める運動が続けられ、昨年の同町議会6月定例会には町内の交通手段の確保を求める請願が1030人分の署名とともに提出されました(谷田さんのみの賛成で不採択)。

 谷田さんはともに運動をすすめるとともに、請願の紹介議員となり、議会でも質問してきました。

 30代の女性は「井手町では車がなければ生活が出来ないため、免許証の返納をするか迷っている高齢者ドライバーは多くいます。しかし、事故を起こしたら取り返しのつかないことになります。コミュニティーバス実現に向けて、谷田さんにはさらにがんばってもらいたい」と力を込めます。

 井手町内にバスを走らせてほしい住民の会の事務局を務める松島繁行さん(74)も「住民の14%にもあたる人々から集まった署名の紹介議員になってくれたのも、賛成してくれたのも谷田さんだけでした。他の住民請願や意見書もほぼ同様です。谷田さんがいなければ紹介議員がいなくなり住民の請願や意見書が届かない。谷田さんは住民と議会をつなぐ命綱です」と言います。