京都市が進める市政リストラ計画(行財政改革計画)の中止を求める集会が9月30日、京都市役所前(中京区)で開かれました。

 主催は、「京都市行財政問題対策市民会議」と「敬老乗車守ろう!連絡会」。年金者組合京都府本部、福保労・京都地本、新婦人京都府本部などの代表が、市政リストラ計画に基づき進められている市民負担増や補助金カット、施設の存廃の検討について怒りの告発を行いました。

 京都民医連の代表は、10月15日から始まる高齢者インフルエンザ予防接種について、市民税非課税世帯の費用を無料から1500円としたことを批判しました。

 日本共産党京都市議団の井坂博文団長は、市が財政危機をあおり、市民負担増を進めながら、昨年度決算が黒字になったことを告発。「値上げの中止も含め、開会中の9月議会でトコトン追及する」と訴えました。

 梶川憲・京都総評議長は「財政破綻を回避できたのなら、市民負担増や市民サービスカットは即刻中止すべきだ」と訴えました。集会後、参加者は「行財政改革計画は見直しせよ」「市は財政危機をあおるな」とシュプレヒコールをしながら、デモ行進しました。