日本が戦争に向かう戦後最大の危険な決定 安保3文書閣議決定に抗議 京都革新懇が街頭宣伝
京都革新懇(日本の平和と民主主義・革新統一をめざす京都の会)は12月23日、岸田政権が閣議決定した「安保3文書」に抗議する緊急宣伝を京都市中京区の三条河原町で行い、常任世話人らがリレースピーチして「戦争する国にしてはならない」「反対の声を上げよう」訴えました。
代表世話人の森川明弁護士は、閣議決定という形で、これまでの政権が違憲としてきた敵基地攻撃能力の行使に踏み込んだことについて、「立憲主義にも民主主義にも反する」と批判。9条京都の会事務局の岩佐英夫弁護士は、同3文書では、日本が攻められてもいないのに、集団的自衛権の行使として米軍と一体に他国を攻撃することになると指摘し、「日本が戦争に向かう、戦後最大の危険な決定だ。許してはいけない」と訴えました。
同3文書が打ち出した大軍拡、その財源のための増税路線にも批判の声を上げました。
物価高、年金カット、医療費2倍・・・さらに大増税
新婦人京都府本部の魚山栄子会長は、物価高で暮らしが大変な時に、年金を下げ、高齢者の医療費を2倍にした政治を批判し、「軍事費のためにさら増税がのしかかるのはごめん。9条を守り、平和な日本を残すため、力を合わせよう」と呼びかけました。
ほかに、京都母親連絡会、高倉9条の会、いのちと健康を守る京都センター、青年革新懇・HOMEはんなりのメンバーがスピーチ。
日本共産党から、地坂拓晃府書記長、田中ふじこ府議予定候補がマイクを握り、岸田政権の暴走を止め、命、暮らしを守る政治の実現に市民と力を合わせて奮闘する決意を語りました。
1月14日に緊急学習会、布施祐仁氏が講演
また、「9条改憲NO!全国市民アクション・京都」が23年1月14日午後2時から京都弁護士会館地下ホールで開く、「9条をもつ日本~戦争しにいく国にさせない! 1・14緊急学習会」への参加を呼びかけました。学習会は、布施祐仁さん(フリージャーナリスト)が「『安保3文書』改定のめざす日本と憲法9条」と題して講演します。参加費無料(当日、カンパを要請)。
YouTubeでライブ配信あり。https://www.youtube.com/channel/UC4sWfR-6tWc9Yg-MajCYqMg