9条生かし、戦争する国許さない決意込め 舞鶴市・まいづる協立診療所に条文刻んだ石碑設置
「憲法9条の改悪を許さない」─舞鶴市の京都民医連「まいづる協立診療所」にこのほど、憲法9条の条文を記した「憲法9条石碑」が設置されました。診療所開設30周年事業として取り組まれたもので、京都民医連で初めての9条の碑の設置です。
30周年事業では、「舞鶴健康友の会」と協力し、同会会員ら130人以上から寄せられた募金をもとに、石碑の設置とコメディアン・松元ヒロさんのソロライブを実施しました。
同診療所の稲次豊事務長によると、昨年1月の京都民医連新春のつどいで、国際ジャーナリストの伊藤千尋さんが、9条の石碑の設置を提案していたことをきっかけに発案したといいます。
石碑は、地元の石材店が製作した青御影石製で、横75㌢、縦54㌢、奥行約10㌢です。来院者の目に入りやすい同診療所入口の近くに設置。昨年11月29日に、高塚光二郎所長、「友の会」の迫田薫会長ら約30人が参加して除幕式が行われました。
稲次事務長は、「平和であってこそ人々の命と健康を守れる。石碑を通して平和の大切さを考えるきっかけにできれば。石碑の設置を機に、『憲法改悪を許さない全国署名』の目標達成にも力をいれたい」と話しています。
「友の会」の迫田会長は、岸田政権が敵基地攻撃能力の保有や大軍拡を進めようとするもと、「今回の取り組みを通し、戦争する国への道を許さず、平和憲法を守りぬこうというメッセージを発し、その声を大きく広げていきたい」と語ります。