給食無償化実現を 長岡京市 住民団体が署名4671人分提出
長岡京市の保護者らでつくる住民団体「学校給食無償化をすすめる会@長岡京」は11月7日、中小路健吾市長と同市教育長に対し、小中学校の給食費無償化を求める署名4671人分を提出しました。
同会は、9月から署名活動を開始。街頭宣伝に取り組むなどし、住民に協力を呼びかけました。住民からは、「教育費の負担が大変。義務教育だけでも無償にしてほしい」などの声が寄せられたといいます。
署名提出に際し、参加者は、「物価高騰で、生活が厳しい。無償化されれば、その分を子どものためにあてられる」「子どもはいないが、社会全体で子育てを支えていけたら」などと訴えました。
対応した同市の西村文則教育長は、「思いは受け止める」とした上で、「本市で実施するには3億7000万円必要で財源確保が難しい。国で何とか実施されるよう、今後も要望を続けたい」と述べました。
参加者は、「国が実施すればいいが、国を動かす方向をともに考えていきたい」「(無償化したい)気持ちがあるなら、無償化している自治体を視察し、どうやって実現するか考えてほしい」などと要望しました。
署名提出後、小学生2人の保護者、藤目明菜さんは、「無償化は必要だから国に求めるというが、必要だからこそどう実現しようとしているのか、そこが伝わってこなかったのは残念です」と語っていました。
同会では、今年度末までに1万人分を目標に引き続き署名活動に取り組むとしています。